体育会

彼が中学生最後の‘体育会’
応援団長になったとき

学校の先生から
もっと　皆に厳しく注意をしなさい
もっと　怒鳴ってしめていきなさい
もっと　気合いを入れてまとめなさい

彼は
「僕は自分が下級生の時　そうされてとてもイヤだったから　自分はしたくない」
そう思い“思考”ながらも　彼の頭の中での葛藤のはじまり

私は
『結果はどうでも　自分のやり方でやってみたらいいよ』

「いいよ　いいよ　そんな感じでいいよ」と言い続けた彼
‘体育会’の応援合戦は
２００人以上が一つにまとまって
みんなみんな　楽しそうで　嬉しそうで　優勝♪
胴上げしてもらった彼は　泣いてたそうです

その後　
これだけできるなら
もっと　他のことも頑張れるはず
もっと　皆のお手本になりなさい
もっと　これからは勉強に力をいれなさい

‘体育会’で　
彼が望んでいたことは
結果から評価され　期待されることではなくて
自分で考えて　自分のやり方で　頑張ったことを
認めてほしかっただけ　ただそれだけ